『JAZZ SAMBA』 STAN GETZ/CHARLIE BYRD

f0119519_1305510.jpg今日は先日紹介したテナーサックス奏者スタン・ゲッツと、チャーリー・バードとの共演アルバム『ジャズサンバ』です。ブラジル音楽であるボサノヴァを採り入れ、アメリカにボサノヴァブームを巻き起こすきっかけにもなった大ヒットアルバムです。
『ゲッツ/ジルベルト』を聴いた時も感じましたが、どちらかと言うとジャズ寄りの要素が強いと思います。

このアルバムでゲッツと共演してるチャーリー・バードは、ガットギターでジャズをプレイした異色の才人で、ゲッツにボサノヴァを紹介した張本人でもあります。アメリカでボサノヴァの紹介に努め、一躍スターダムにのし上がったギタリストですが、やはりジャズギタリストですから、ボサノヴァをプレイしてもジャズの匂いがプンプンします。

f0119519_1452624.jpgでもそういうジャンルの壁を越えてプレイしたり、自分の枠からはみ出してプレイすることは勇気がいることやし、ミュージシャンとして重要なことやと俺は思うし、彼のギターを聴けばわかりますが、確かにジャジーではあるけど、ボサノヴァに対する愛情を感じ取ることが出来ると思います。

ゲッツがジョアン・ジルベルトとのレコーディングに臨んだ時、ジルベルトに馬鹿呼ばわりされたのは有名な話です。ライナーノーツに『小さな子供に投げたボールを棒っ切れで打ち返すことを教えると、喜んで飽きずに続けるが、3回空振りしたらおしまいとか、打ったら走らなあかんとかルールを持ち出すと、アッと言う間に興味を失ってしまう。ゲッツはそんな子供と同じ心境だったのではないか』と書かれてました。

まさにチャーリー・バードから「ボサノヴァ」というオモチャを与えられたゲッツは、「本来ボサノヴァは…」なんていうルールはどうでもよく、本場の人に馬鹿扱いされようが、ボサノヴァのリズムに乗せて、美しい旋律を奏でることで、この分野では異例の大ヒットを記録する作品を残せたんやと思う。

俺も自称“なんちゃってギタリスト”やから、ルールなんてどうでもええし、ボサノヴァチックでええんちゃうの~?「俺はボサノヴァギタリストです」とか、「ボサノヴァ弾かしたら俺に敵う奴はおれへんでぇ~」とか絶対言わへんし(笑)でも“なんちゃってギタリスト”を馬鹿にすると、そこそこ弾きよるから痛い目に遭うよぉ~!
[PR]
by ROCKY-sama | 2007-01-20 02:19 | Music(20)
<< 『Jam & Cool』 歌詞 洋楽と和食の関係? >>